ハートカクテル『499ピースのジグソーパズル』の仲直りのフレンチトースト
物語の舞台は、夜明け前の、潮風が優しく吹き込む部屋。
テーブルの上には、彼女が作成中の 1ピース欠けた500ピースのジグソーパズル。
そう、作成中に紛失したために未完成。
テーブルの下には破れた彼女との写真が落ちている。
そう、二人は喧嘩していたのだった。
彼は夢を見ていた。パズルメーカーにリクエストしていた「ピース」が届き、彼女が受け取っているシーンだ。彼女は「ありがとう」とほほ笑んでいる。
一方彼女も夢を見ていた。早起きして、破った写真をつなぎ合わせて、彼の好きな「フレンチトースト」を焼いているシーンだ。
潮風が一瞬サーっと吹き込み、床に散らばった破れた写真ジグソーを部屋の隅に吹き飛ばした。
と言う訳で、レシピです。
調理時間:15分(漬け込み時間は除く)
材料費 :300円前後
材 料 (1人分)
バゲット 1/2本(18cm位)
☆溶き卵 1個分
☆牛乳 150ml
☆砂糖 大さじ1
☆蜂蜜 大さじ2
☆バニラエッセンス 2~3滴
バター 20g
冷凍ブルーベリー 12粒
粉糖 小さじ1/2
メープルシロップ 大さじ1
アイスクリン 大さじ2
(市販のアイスでOK!)
作り方
1
ボウルで☆の材料すべてよく混ぜ合わせておく。
ブルーベリーは冷凍庫から出しておく。
2
バゲットは1/2本の(18cmくらい使います。
端の2cm程を落とし、残りを4等分に切る。
3
バゲットは、端切れも一緒にビニール袋に入れ、1の卵液も投入する。
出来るだけ空気を抜いて袋の口を縛って、冷蔵庫で一晩置く。
時々上下を返してやると液の浸み込みが早くなります。
4
弱火にかけたフライパンにバターを溶かし、バゲットを焼いていく。
残った卵液もバゲットの上にかけてやる。
蓋をして、弱火のまま10分焼く。
5
焼き目が付いたらひっくり返して、蓋をして10分焼く。
6
焼きあがったバゲットを皿に盛り付ける。
7
アイスクリンを盛り付け、ブルーベリーを散らす。
粉糖を茶こしで篩ってかけ、メープルシロップを回しかければ出来上がり。
あとがき
ほんのりした卵とミルク甘さとバターの香りに、程良い焦げ目が香ばしさがたまらない、朝食にもデザートにも、いまや日本人にも馴染み深いフレンチトーストだが、フランスと「フレンチトースト」という名称はまったく関係がないらしい。
フランスではパン・ペルデュ(失ったパン)という。
18世紀、アメリカの酒屋の主人「ジョーゼフ・フレンチ」が命名したことに由来するという説が有力だ。
物語では、食パンを使っていたが、本来は固くなって食べられないフランスパンを使うんだとか。。。
弱火でじっくり、バターを焦がさないように焼くのが美味しくなる秘訣。