愛と幻想のファルファッレ
今週のお題「読書感想文」
結婚前、妻に貰った単行本だ。主人公に私が似ていると言う。
1987年の村上龍の著作『愛と幻想のファシズム』
自然の摂理さながらの弱肉強食の世の中を理想に掲げた主人公の鈴原冬二のもとに、学者、官僚、テロリストが結集する。そして、人々は彼らをファシストと呼ぶ。
物語は、主人公の鈴原冬二が、ゼロという男に出会い、結社を作って世界征服を目指す、ハードボイルド的であり、劇画チックなSF政治経済小説である。
この小説を支えるものは、得も言われぬ「気持ちの悪さ」だ。
一つは、主人公の鈴原冬二の持っている理念。「弱者や不適応者は絶滅するべきとした、弱肉強食の世界観」
現代社会における政治経済小説のテーマとしては単純で稚拙かもしれない、現実離れした「世界征服を目指すファシズム」にも、単純で稚拙さゆえのリアリティを感じる。
もう一つは、狩猟社の持っている規定。「テロ・暗殺・粛清も厭わない志向管理」
物語の進行とともに勢力を拡大していく狩猟社にも、単純で稚拙さがある。エレクトロニクス・テロリズムの可能性を説くシーンでは、起きるはずがない未来を垣間見ることになる。
話を元に戻す。私からしてみれば、主人公鈴原冬二は嫌な奴だ。てっきりフラれるものだと思いながら、妻に私のどこが主人公に似ているのかを聞いてみた。
未だにどこが似ているのかは教えてくれないが、妻曰く「あんたは、いい意味で、サイコパスやねん」
ということで、レシピです。(ちょっと無理ある?)
調理時間:約15分
材料費 :300円前後
材 料 (1人分)
ファルファッレ(茹で時間12分)100g
水 500ml
なるとの塩 5g
自家製トマトソース 150g
ツナ缶(オイル漬け) 1缶
冷凍インゲン 6本
オリーブオイル 適量
パルメザンチーズ お好みで
作り方
1
いつものように、100均のパスタボイルタッパーです。
パスタ、水、塩を入れたら、600W電子レンジで14分加熱。
2
アレンジ次第で色々使える☆基本のトマトソース♬」を凍ったままフライパンで加熱しました。市販のソースでも問題なし。
3
トマトソースが温まってきたらインゲン投入。
4
ツナ缶はざっくりオイルを切っておく。
100均のツナ缶専用スプーン、使い勝手がいいですね。
5
ツナを投入し、ソースが温まればOK!
6
茹で上がったパスタはざるに揚げ、湯を切ってから、皿に盛りつけ、5のソースをかける。パスタ全体にオリーブオイルを2回しほどかける。
7
お好みで、パルメザンチーズをかけて頂く。
あとがき
トマトソースがあれば簡単です。市販品でも問題ありません。
1987年の村上龍の著作『愛と幻想のファシズム』にインスパイアされた、庵野秀明監督の『新世紀エヴァンゲリオン』はご存じですか?
「ツナとインゲンのファルファッレ」
チョット、無理でしたね (*^^)v