もうだいぶ前のことにはなる。結婚してようやく妻が花嫁修業を始めた頃のお話。妻がトマトジュースと間違えて、トマトの水煮缶をケースで買って帰ってきた。
「だって、トマトの絵が描いてあったから」と妻
「そりゃ書いてあるだろ」という言葉を呑み込んだ。
まぁ、無理もない。トマトを水煮しただけの缶詰の存在理由さえ理解していないのだから。トマトの加工品と言えば、トマトケチャップとトマトジュースしか知らない。
チューブじゃない、缶に入っている=(イコール)トマトジュースだ、と考えたのだろう。
「1缶ずつ、トマトソースに仕込んどこうか。。。」
「ミートソースやチキンやハンバーグの煮込みベースにもなるし。。。」
「冷凍しておいとけるし。。。」
機嫌を直した妻と一緒に作ったトマトソース。彼女のレシピノートの1ページ目を飾ることになった。
あれからかれこれ25年、トマトの水煮缶のお値段は、今でも当時とほぼ同じ。なんとお安い! それに、生トマトから作るよりお手軽だ。
と言うことで、レシピです。
調理時間:約30分
材料費 :100円以下
材 料 (10人分)
カットトマト水煮缶 1缶
玉ねぎ(みじん切り) 1個
ニンニク(みじん切り) 2片
オリーブオイル 大さじ1
なるとの塩 一つまみ
白ワイン 大さじ2
水 200ml
コンソメキューブ 1個
ローリエ 1枚
黒胡椒 少々
乾燥バジル 少々
乾燥オレガノ 少々
乾燥パセリ 少々
トマトケチャップ 大さじ1
作り方
1
鍋にオリーブオイル、ニンニク、玉ねぎを入れ中火で、玉ねぎが透き通るくらいまで炒める。小さじ1くらいずつ、水を加えながら炒めると早く炒められる。
2
なるとの塩、白ワインを加えて炒め、アルコール分を飛ばす。
塩加減は少なめです。
後々アレンジするので、その時に味加減するので控えめにしてください。
3
トマト缶を加え、強火にして煮込んで、トマトの酸味を飛ばす。
水、コンソメキューブを加えて煮立ったら弱火にして煮込んでいく。
4
ローレル(キッチンバサミで切り込みを入れておく)、オレガノ、バジル、パセリ、黒胡椒を加えて、30分程煮詰めて、仕上げにトマトケチャップを加えて全体に混ぜ合わせれば出来上がり。
5
オレガノ、パセリは省略しても、ローリエとバジルはぜひ使ってください。
6
粗熱を取ってから、冷蔵庫で3~4日は保存できます。
冷凍用保存袋に入れ、平らにして冷凍しておけば、3~4週間は保存できます。凍ったまま使う分だけ割ってください。
私は基本、面倒くさがりなので、タッパーに直入れして冷凍しちゃってます。
あとがき
挽肉を足してミートソースにしたり、鷹の爪を足してアラビアータソースにしたりと、汎用性の高いトマトソースですが、水煮缶を使えば簡単で、何回作っても味にばらつきが出ません。
フレッシュのトマトは当たりはずれがありますから。。。