ラタトゥイユ?いいえ☆鶏もも肉のカチャトーラ♬
ラタトゥイユは、フランス南部のプロヴァンス地方、ニースの郷土料理だ。
玉ねぎ、ナス、ピーマン、ズッキーニなどに、トマトを加えた煮込み料理で、その語源は「Rata」(ごった煮)「Touiller」(かき混ぜる)で、元々は刑務所で出される料理であったといわれる。日本でいう「臭い飯」てきな?
フランス人のイメージでは、不味くて質素な料理。
その後、ローリエ、オレガノ、バジル、タイムなど、ハーブとワインをふんだんに使って作るようになり、今では「ニース名物」の名に恥じないフレンチの一品になっている。
よく似た料理にカポナータが取り上げられるが、こちらはイタリアン。
元々カポナータは、魚料理であったのだが、魚介の代わりに茄子を使うようになり、カポナータと言えば野菜のトマト煮込みのイメージが定着したので、ラタトゥイユと似ているといわれるが、塩胡椒で味付けするラタトゥイユに対して、ビネガー、砂糖を使うカポナータは、食べると味の違いに驚くだろう。
あれ? 今日はカチャトーラだっだわ!
カチャトーラ(猟師風の)はトマト、玉ねぎ、パプリカとワインで蒸し煮にした鶏肉のイタリア料理。各種ハーブと味付けは塩コショウのみで、イタリア料理ではあるが、カポナータよりラタトゥイユに近いかな?
ということでレシピです。
調理時間:約15分
材料費 :300円前後
材 料 (1人分)
鶏もも肉 125g
なるとの塩(肉の下味用) 少々
黒胡椒(肉の下味用) 少々
ニンニク(みじん切り) 1片
鷹の爪 1本
オリーブオイル 大さじ1
マッシュルーム(ホール) 4個
ブラックオリーブ(ホール)10粒位
茄子 1/2本
ズッキーニ 1/3本
赤黄パプリカ 各1/8個
白ワイン 大さじ1と1/2
ローリエ 1枚
なるとの塩 少々
黒胡椒 少々
パセリのみじん切り 少々
トマトソース 150g
作り方
1
鶏もも肉は余分な脂と皮、筋を引いて、水気をキッチンペパーで拭き取っておく。
脂と皮は、鶏油(チーユ)や出汁などに使えるので冷凍しておきます。
2
マッシュルームとブラックオリーブはホールのまま使う。
ズッキーニと茄子は1cm厚さのいちょう切り。赤黄パプリカは2cm角に切っておく。
茄子は水に晒さないでね。
3
フライパンにオリーブオイル、ニンニク、鷹の爪を入れてから中火にかける。香りが立ったら両面にしっかり目に塩と黒胡椒を振った鶏もも肉を皮目を下にして焼く。焼き目が付いたら身側も焼く。
4
鶏もも肉の両面が焼けたら一旦取り出す。
空いたフライパンに茄子、ズッキーニ、赤黄パプリカを投入して、全体に油が馴染むまで炒める。
5
トマトソース、ブラックオリーブ、マッシュルーム、白ワインを加え全体にソースが馴染むように混ぜ炒める。
赤ワインでもOK!
赤なら南イタリア風っぽくなります。
6
味を見てなるとの塩と黒胡椒で整える。野菜の上に鶏もも肉を皮目を下にして置き、ローリエを載せる。
蓋をして5分蒸し煮にする。
7
フライパンの中で、鶏もも肉の上にソースをかけ、30秒ほどソースを煮詰め、皿に盛り付け、フレッシュのパセリを散らせば出来上がり。
あとがき
スーパーでお安いズッキーニを発見!夏野菜が出回る時期になりましたね(*^^)v
茄子とパプリカは家にあるので「ラタトゥイユ」だ!
真面目に作るとチョット面倒なので、今日は方針変更で「カチャトーラ」
基本は鶏肉の蒸し煮なので、トマト煮込みにしない事ですね。