「植木屋さん、あんた青菜を食べてか?」小松菜で青菜炒め♬
青菜=小松菜、は疑問だが、豚バラと小松菜の中華炒めを作った。
上方落語の古典「青菜」にちなんで。。。
1999年4月19日、稀代の天才「二代目 桂枝雀」が自殺の末、意識不明のままこの世を去った。遺書やそれらしい発言は全くなく、真相は不明だが、自身の芸についての悩みからかうつ病を報じられてもいた。
枝雀師匠は自身の持ちネタを60講と決めて研鑽に努めた。「道具屋」「饅頭こわい」「崇徳院」「はてなの茶碗」「青菜」は、私の中ではBEST5の演目である。
「青菜」というお話は、ご隠居が仕事が終わって引き上げようとする植木屋を呼び止め、お酒をごちそうします。
ということでレシピです。
調理時間:約10分
材料費 :300円前後
材 料 (1人分)
豚バラ薄切り肉 100g
小松菜 4株
ごま油 大さじ1/2
にんにく(粗みじん切り)1片
☆酒 大さじ1
☆オイスターソース 小さじ1
☆砂糖 小さじ1
☆粉末鶏がらスープ 小さじ1
S&B塩こしょう 少々
作り方
1
小松菜は根元を切り落としてよく洗い4cm位に切り、茎と葉の部分に分け、水気を切っておく。
2
☆の調味料を合わせておく。
3
フライパンにごま油を引き、中火で豚バラ肉に焼き色が付くまで炒め、更にニンニクを加え香りが立つまで炒める。
4
小松菜の茎の部分を加え強火でサッと炒めたら、葉の部分を加え、☆の合わせ調味料を加え、強火でさっと炒める。
5
塩コショウで味を整え、皿に盛り付ければ出来上がり。
あとがき
酒の肴に「青菜」を勧めるご隠居。「植木屋さん、あんた青菜、食べなさるか?」枝雀師匠は「青菜を食べてか?」と畳みかける、名人桂枝雀の真骨頂である。
下げは、
「鞍馬から牛若丸が出でまして、名も九郎判官」
「ああ、義経にしておこう」
で落ちないところが秀逸なんだが、玄人好みの演目です。
小松菜は葉の部分加えたら強火でさっと炒めて、シャキシャキ感を残してください。
菜も食ろうてしまった、あぁよしておこう。。。