単身赴任の独り言 in the jet君'S Kitchen

地元大阪に、愛する妻と二人の息子を残して単身赴任も12年目。基本は、拙い料理のレシピの覚書です。Kitchenでの作業中に一人呟く、料理にまつわるあれこれ、日常の何気ない事、愛する妻とのやり取りや、昔の思い出など「うだ話」も公開してます。

ボロネーゼのパスタなら☆タリアテッレ・アッラ・ボロネーゼでしょ?

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日本人にとってスパゲッティの二大巨頭、「スパゲッティ・ナポリタン」「スパゲッティ・ミートソース」だが、本場イタリアにはないレシピだ。
イタリアには「ナポリターナ」という名が付くパスタはあるが、「スパゲッティ・ナポリタン」とは異なる。「スパゲッティ・ナポリタン」は日本食だとこれまで叫んできた通りだ。
「スパゲッティ・ミートソース」に似たレシピが、最近「ボロネーゼ」という名がついてレトルトでも店頭に並ぶ。

折角、ラグー 

jet90.hatenablog.com

を作ったからには、パスタ・ボロネーゼを作らなきゃならない。

ボロネーゼは「ボローニャ風」という意味。ボローニャは、北イタリアの地方都市だ。北イタリアを代表する料理の「ラグー・アッラ・ボロネーゼ」をパスタにするなら、北イタリアを代表するパスタを使いたい。

地元ボローニャでは、「タリアテッレ以外は、パスタ・アッラ・ボロネーゼではない」 と言い切るほどだが、日本で生のタリアテッレは中々見つからない。フェットチーネは店頭に並ぶのに。

タリアテッレとフェットチーネは、実際のところ区別はつかない。強いて言えば、軟質小麦か硬質小麦かということ。ま、薄力か強力か、かな?
北イタリアではその気候から、軟質小麦が栽培されている。南イタリアは硬質小麦。よく言うデュラム小麦のセモリナ粉って奴、皆さんご存じですね。
硬質小麦は、塩と水だけで捏ねても上手く纏まり、成形もしやすいので様々な形のパスタが生まれた。イタリアの小麦の8割は硬質小麦で、メジャーなパスタは殆どが硬質小麦。
軟質小麦は塩と水だけでは成形しづらく、卵を混ぜ込んで作っている。北イタリアのパスタの特徴だ。硬質小麦のパスタに比して乾燥には不向きで生パスタが多く用いられる。勿論タリアテッレもそう。
通常、硬質小麦のパスタは卵を使用しない乾燥パスタが多いのだが、フェットチーネは硬質小麦でありながら卵を原料としている。生パスタも店頭に並ぶ。南イタリアの人々もタリアテッレに憧れたのだろうか?
イタリア人でさえ、区別することは少ないらしい。

読者の皆さんが、ついてこれてるか不安になるが、タリアテッレとフェットチーネは、私の中では、大きく違うのだが、売ってない。

ならば、自分で打つか?と思って、妻に「麺棒貸して!」とラインしたら、送ってきたのが「真空パックのタリアテッレ」

よく行ってたビストロのシェフに分けてもらったらしい。

こういう時、彼女と結婚してよかったと思うのだ。

 

 

 

 

ということでレシピです。

 

 


 

 

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調理時間:約10分
材料費 :300円前後

材 料 (1人分)
 生タリアテッレ       120g
 水             1000ml
 なるとの塩         10g
 ラグー           120g
 パルミジャーノレッジャーノ たっぷり

作り方

1

生のタリアテッレです。今回は、いつものパスタボイラーは使用しません。

 

2

フライパンに湯を沸かし、1%の塩を溶かして、沸騰したらタリアテッレを投入。

 

3

くっ付きやすいので、投入後すぐに優しくかき混ぜる。

 

4

激しく沸騰しない火加減で茹でる。表示時間の1分前にザルに上げる。

 

5

パルミジャーノレッジャーノ。カルディに行くたびに購入してしまう。

 

6

フライパンにラグーを弱火にかけて温める。パルミジャーノレッジャーノをたっぷり削って和えておく。パスタの茹で汁を30ml加えると和え易い。

 

7

タリアテッレを投入してラグーに絡める。

 

8

こんもりと高さを出して皿に盛り付ける。

 

9

仕上げのパルミジャーノレッジャーノはたっぷりかけて出来上がり。

 

 

あとがき

よくブログの中で、食材が手に入らないとボヤいている。
今のご時世、ぽちっとな の通販で何でも手に入るが、食材だけは通販に頼らないという拘りは、今後も崩したくない。

 

 タリアテッレが手に入ったから、ラグーを作る気になったんですね(*^^)v

麺棒、送ってきてたらどうしてただろう。。。