北イタリアの風を感じる☆ラザーニャ・アッラ・ボロネーゼ
昨日仕込んだ、ラグー・アッラ・ボロネーゼ
もう随分お待たせしたが、いつもの「わからん」謎深き料理ブロガーさんの記事
で、「ラザニアなんてオシャレな料理はJET君さんが作ってくれると思うぜ('ω')」 とコメントされたので。。。
コメントは、私宛ではなかったが、スルーはできないな?と思い続けて漸くです。
オシャレかどうかは別として、どうせならこれぞラザニアというレシピ出ないとね(*^^)v
ラザニアはナポリの名物料理の一つ。ナポリは南イタリアの地方都市だが、北イタリアのラザニアが私の嗜好に合う。
ナポリのラザニアは、数種類のチーズを使うレシピが一般的だ。リコッタチーズ、モッツァレラチーズ、パルメザンチーズの3種類を混ぜて使う。
一方、北イタリアのラザーニャ・アッラ・ボロネーゼ は、パルミジャーノ・レッジャーノだけを使って作る、ラグーを贅沢に味わう至極のラザニアだと思うのだが。。。
ということでレシピです。
調理時間:約15分
材料費 :400円前後
材 料 (2人分)
ラザニア 3枚
バター 10g
薄力粉 10g
牛乳 200ml
キューブコンソメ 1/4個
なるとの塩 一つまみ
白胡椒 小さじ1/4
ラグー・アッラ・ボロネーゼ 好きなだけ
パルミジャーノレッジャーノ 好きなだけ
パセリのみじん切り 好きなだけ
作り方
1
バリラのラザニアを使う。イタリア北部のパルマに本社を置くバリラのパスタは、軟質系の小麦を使っている。北イタリア料理には是非使いたいパスタだ。
茹でずに使えるらしいが、そのまま鵜吞みにして調理したことはないので、今回も一応茹でる。茹で時間は微妙なので、自己責任で試行錯誤された方がいいと思います。
2
鍋に、バターと薄力粉をきちんと計って入れる。薄力粉は茶漉しで篩ってから加える。
中火で炒めるとブールマニエになる。
3
計量しておいた牛乳を一気に加え、手早くかき混ぜる。
ブールマニエと牛乳が均一になったらいったん火を止める。
4
まだかなり緩い状態で、なるとの塩、刻んだキューブコンソメ、白コショウを加えて、中火にかけながら手早くかき混ぜて、水分を飛ばして好みの粘度のベシャメルにする。
ちょっと緩いぐらいで丁度いい。
5
バターを塗ったグラタン皿の底にボロネーゼを敷く。
6
更に、1/3量のベシャメルソースを敷いて、ラザニアを1枚被せる。
7
2枚目のラザニアの上にボロネーゼを敷いて3枚目のラザニアを被せる。
8
3枚目のラザニアの上に、残りのベシャメルを全て流し入れ、パルミジャーノレッジャーノを好きなだけ削ってかける。
9
魚焼きグリルしかないので、弱火で焼く。表面に焦げ目がつくが、中心は熱々にはなっていないので、コンロで直火にかけて、グツグツ煮立たせる。
うちのは、直火に耐える丈夫な子です。でも極弱火です。
10
熱くなって、パセリのみじん切りを振れば出来上がり。
この画を見て、興奮する人がいると信じて、断面フェチに向けた画像です。
おまけ
室温に戻したバター5g、ニンニク小さじ1/2、アンチョビペースト小さじ1/2、オリーブオイル小さじ1/2を混ぜ合わせ、トーストしたバゲットに塗る。
あとがき
イタリアは南北に細長い国土で、北と南で気候が大きく異なる。
温暖で三方を海に囲まれた南イタリアは、魚介類、オリーブオイル、トマトをふんだんに使うレシピが多い。パスタも日照時間の長さと乾燥した気候により、乾燥パスタが発達し、多くの種類が生まれた。日本人の想像するイタリアンは当に、南イタリア料理といえる。
一方北イタリアはアルプスに近く厳しい寒さの気候が特徴。酪農が発達し、乳製品を豊富に使うレシピが多い。北イタリアの特産といえば、パルミジャーノレッジャーノだ。
パスタも生パスタを使い、種類もそれほど多くはない。
これほど気候が違うのだから、栽培する小麦も異なる。
軟質小麦と硬質小麦については、また別の機会にあらためて。。。