単身赴任の独り言 in the jet君'S Kitchen

地元大阪に、愛する妻と二人の息子を残して単身赴任も12年目。基本は、拙い料理のレシピの覚書です。Kitchenでの作業中に一人呟く、料理にまつわるあれこれ、日常の何気ない事、愛する妻とのやり取りや、昔の思い出など「うだ話」も公開してます。

北イタリアの風を感じる☆ラザーニャ・アッラ・ボロネーゼ

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昨日仕込んだ、ラグー・アッラ・ボロネーゼ 

jet90.hatenablog.com

 もう随分お待たせしたが、いつもの「わからん」謎深き料理ブロガーさんの記事

tontun.hatenablog.com

で、「ラザニアなんてオシャレな料理はJET君さんが作ってくれると思うぜ('ω')」 とコメントされたので。。。
コメントは、私宛ではなかったが、スルーはできないな?と思い続けて漸くです。

オシャレかどうかは別として、どうせならこれぞラザニアというレシピ出ないとね(*^^)v

 

ラザニアはナポリの名物料理の一つ。ナポリ南イタリアの地方都市だが、北イタリアのラザニアが私の嗜好に合う。
ナポリのラザニアは、数種類のチーズを使うレシピが一般的だ。リコッタチーズ、モッツァレラチーズ、パルメザンチーズの3種類を混ぜて使う。
一方、北イタリアのラザーニャ・アッラ・ボロネーゼ は、パルミジャーノ・レッジャーノだけを使って作る、ラグーを贅沢に味わう至極のラザニアだと思うのだが。。。

 

 

 

 

ということでレシピです。

 

 

 

 

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調理時間:約15分
材料費 :400円前後

材 料 (2人分)
 ラザニア          3枚
 バター           10g
 薄力粉           10g
 牛乳            200ml
 キューブコンソメ      1/4個
 なるとの塩         一つまみ
 白胡椒           小さじ1/4
 ラグー・アッラ・ボロネーゼ 好きなだけ
 パルミジャーノレッジャーノ 好きなだけ
 パセリのみじん切り     好きなだけ

作り方

1

 

バリラのラザニアを使う。イタリア北部のパルマに本社を置くバリラのパスタは、軟質系の小麦を使っている。北イタリア料理には是非使いたいパスタだ。
茹でずに使えるらしいが、そのまま鵜吞みにして調理したことはないので、今回も一応茹でる。茹で時間は微妙なので、自己責任で試行錯誤された方がいいと思います。

 

2

 

鍋に、バターと薄力粉をきちんと計って入れる。薄力粉は茶漉しで篩ってから加える。
中火で炒めるとブールマニエになる。

 

3

 

計量しておいた牛乳を一気に加え、手早くかき混ぜる。
ブールマニエと牛乳が均一になったらいったん火を止める。

 

4

 

まだかなり緩い状態で、なるとの塩、刻んだキューブコンソメ、白コショウを加えて、中火にかけながら手早くかき混ぜて、水分を飛ばして好みの粘度のベシャメルにする。
ちょっと緩いぐらいで丁度いい。

 

5

 

バターを塗ったグラタン皿の底にボロネーゼを敷く。

 

6

 

更に、1/3量のベシャメルソースを敷いて、ラザニアを1枚被せる。

 

7

 

2枚目のラザニアの上にボロネーゼを敷いて3枚目のラザニアを被せる。

 

8

 

3枚目のラザニアの上に、残りのベシャメルを全て流し入れ、パルミジャーノレッジャーノを好きなだけ削ってかける。

 

9

 

 

魚焼きグリルしかないので、弱火で焼く。表面に焦げ目がつくが、中心は熱々にはなっていないので、コンロで直火にかけて、グツグツ煮立たせる。
うちのは、直火に耐える丈夫な子です。でも極弱火です。

 

10

熱くなって、パセリのみじん切りを振れば出来上がり。

 

 

この画を見て、興奮する人がいると信じて、断面フェチに向けた画像です。

 

 

おまけ

 

 室温に戻したバター5g、ニンニク小さじ1/2、アンチョビペースト小さじ1/2、オリーブオイル小さじ1/2を混ぜ合わせ、トーストしたバゲットに塗る。

 

あとがき

イタリアは南北に細長い国土で、北と南で気候が大きく異なる。
温暖で三方を海に囲まれた南イタリアは、魚介類、オリーブオイル、トマトをふんだんに使うレシピが多い。パスタも日照時間の長さと乾燥した気候により、乾燥パスタが発達し、多くの種類が生まれた。日本人の想像するイタリアンは当に、南イタリア料理といえる。

一方北イタリアはアルプスに近く厳しい寒さの気候が特徴。酪農が発達し、乳製品を豊富に使うレシピが多い。北イタリアの特産といえば、パルミジャーノレッジャーノだ。
パスタも生パスタを使い、種類もそれほど多くはない。
これほど気候が違うのだから、栽培する小麦も異なる。

軟質小麦と硬質小麦については、また別の機会にあらためて。。。