関西人の魂!出汁香るうどんの出汁は意外と簡単!
小学生の頃、どの家庭にも鰹節削り器があった。引き出しが付いた木箱に鉋がついたやつ。「ふね」ばあちゃんの横で、お手伝いしたくて、鰹節削るのを任されていた。
料理によって鰹節の削り方が違う。節の向きや、削る場所で花鰹になったり、削り粉になったり。
忘れてしまったな~、とちょっと寂しく思う。
もう節から削ることはない、削りたてにはかなわないが、昆布と煮干しと鰹節で、丁寧にうどん出汁をとってみる。
関西人は麺にはあまり拘りがない。安い冷凍うどんでも、出汁はきちんととりたい。
ということでレシピです。
調理時間:約30分
材料費 :100円以下
材 料 (1人分)
作り方
水(アサヒ おいしい水) 400ml
出汁昆布 5g
煮干し(頭と腹ワタ除く) 5g
鰹の削り節(薄削り) 10g
薄口醤油 大さじ1
みりん 大さじ1/2
砂糖 小さじ1
塩 小さじ1/2
作り方
1
水は軟水がいいので、採用しました。(PETボトルは600mlです)
勿論、水道水でもOK!
出汁の原料は、水に対して4~5%です。
2
鍋に水と出汁昆布と煮干しを入れて、火をつけずに30分ほど放置。
3
鍋を火にかけて煮立たせる。沸騰直前に出汁昆布だけ取り出す。
4
鰹の削り節を投入して中火で5分煮立たせる。あくが出たら取っておく。
5
煮干しと鰹の削り節をざるで濾す。濾した出汁を再度目の細かい茶こしで濾す。
6
濾した出汁に、醤油、みりん、砂糖、塩を入れひと煮立ちしたらうどん出汁の出来上がり。
あとがき
うどん屋さんでは、鰹節は厚削り節を使うお店が多いです。香りよりもうま味重視ですね。あれば、厚削り節を使ってください。煮出し時間は10分です。
丁寧にとった出汁は、やっぱり美味しいですよね。
「うどんのスープ」は、関東では「うどんつゆ」、関西では「うどん出汁」と言いますね。関西でも蕎麦は「そばつゆ」って言います。