単身赴任の独り言 in the jet君'S Kitchen

地元大阪に、愛する妻と二人の息子を残して単身赴任も12年目。基本は、拙い料理のレシピの覚書です。Kitchenでの作業中に一人呟く、料理にまつわるあれこれ、日常の何気ない事、愛する妻とのやり取りや、昔の思い出など「うだ話」も公開してます。

ご当地グルメ☆地域の特色?神戸長田式ぼっかけ

サイトマップ 

先日のすじこんの記事にも書いた通り、兵庫県神戸市界隈も例外なく、昔から「牛すじ」「すじこん」に慣れ親しんだ地域だ。
特に、うどんやそばなどの汁物に、牛すじを載せていたものを『ぼっかけ』と呼んで、飲食店でも提供されていた。

ぼっかけは「ぶっかける」が訛ったものであるが、阪神・淡路大震災で大きな被害があった長田区で、B級グルメブームにあやかって、「ぼっかけ」を大々的にアピールして地域復興の目玉商品にしたことに始まる。
その後、マスコミ、メディアが取り上げた結果、長田独自の呼称として広まった。

今では、「ぶっかける」前の「すじこん」や「牛すじの煮込み」そのものも「ぼっかけ」と呼ばれるようになり、県外でも広く認知されるようになった。

 

 

ということでレシピです。

 

 

f:id:jet90:20210920092358j:plain

調理時間:約45分
材料費 :300円前後

材 料 (1人分)
 水(アサヒ おいしい水) 400ml
 出汁昆布         5g
 煮干し(頭と腹ワタ除く) 5g
 鰹の削り節(薄削り)   10g
 薄口醤油         大さじ1/2
 みりん          大さじ1/2
 うどん          1玉
 すじこん         適量
 九条ネギ(小口切り)   適量

作り方

1

写真をのせる

水は軟水がいいので、採用しました。(PETボトルは600mlです)
勿論、水道水でもOK!
出汁の原料は、水に対して4~5%です。

 

2

 

鍋に水と出汁昆布と煮干しを入れて、火をつけずに30分ほど放置。
鍋を火にかけて煮立たせる。沸騰直前に出汁昆布だけ取り出す。

 

3

 

いったん火を止めて、鰹の削り節を投入して中火で5分煮立たせる。あくが出たら取っておく。

 

4

 

煮干しと鰹の削り節をざるで濾す。濾した出汁を再度目の細かい茶こしで濾す。

 

5

写真をのせる

濾した出汁に、淡口醤油、みりんを入れひと煮立ちしたらうどん出汁の出来上がり。

 

6

 

別の鍋に分量外の湯を沸かし、うどんを投入。好みの茹で加減まで茹でたらザルに揚げる。この時に丼をゆで汁で温めるといいね。

 

7

 

丼の湯を捨て、うどんを盛り付け、うどん出汁を注ぎ入れる。

 

8

温めた「すじこん」をぼっかける。

 

9

たっぷりの九条ネギを載せれば出来上がり。
七味唐辛子は要りますね(*^^)v

 

あとがき

すじこんが入るので、うどん出汁はいつもより、調味料は控えめがよろしいかと思います。