ご当地グルメ☆地域の特色?神戸長田式ぼっかけ
先日のすじこんの記事にも書いた通り、兵庫県神戸市界隈も例外なく、昔から「牛すじ」「すじこん」に慣れ親しんだ地域だ。
特に、うどんやそばなどの汁物に、牛すじを載せていたものを『ぼっかけ』と呼んで、飲食店でも提供されていた。
ぼっかけは「ぶっかける」が訛ったものであるが、阪神・淡路大震災で大きな被害があった長田区で、B級グルメブームにあやかって、「ぼっかけ」を大々的にアピールして地域復興の目玉商品にしたことに始まる。
その後、マスコミ、メディアが取り上げた結果、長田独自の呼称として広まった。
今では、「ぶっかける」前の「すじこん」や「牛すじの煮込み」そのものも「ぼっかけ」と呼ばれるようになり、県外でも広く認知されるようになった。
ということでレシピです。
調理時間:約45分
材料費 :300円前後
材 料 (1人分)
水(アサヒ おいしい水) 400ml
出汁昆布 5g
煮干し(頭と腹ワタ除く) 5g
鰹の削り節(薄削り) 10g
薄口醤油 大さじ1/2
みりん 大さじ1/2
うどん 1玉
すじこん 適量
九条ネギ(小口切り) 適量
作り方
1
水は軟水がいいので、採用しました。(PETボトルは600mlです)
勿論、水道水でもOK!
出汁の原料は、水に対して4~5%です。
2
鍋に水と出汁昆布と煮干しを入れて、火をつけずに30分ほど放置。
鍋を火にかけて煮立たせる。沸騰直前に出汁昆布だけ取り出す。
3
いったん火を止めて、鰹の削り節を投入して中火で5分煮立たせる。あくが出たら取っておく。
4
煮干しと鰹の削り節をざるで濾す。濾した出汁を再度目の細かい茶こしで濾す。
5
濾した出汁に、淡口醤油、みりんを入れひと煮立ちしたらうどん出汁の出来上がり。
6
別の鍋に分量外の湯を沸かし、うどんを投入。好みの茹で加減まで茹でたらザルに揚げる。この時に丼をゆで汁で温めるといいね。
7
丼の湯を捨て、うどんを盛り付け、うどん出汁を注ぎ入れる。
8
9
たっぷりの九条ネギを載せれば出来上がり。
七味唐辛子は要りますね(*^^)v
あとがき
すじこんが入るので、うどん出汁はいつもより、調味料は控えめがよろしいかと思います。