単身赴任の独り言 in the jet君'S Kitchen

地元大阪に、愛する妻と二人の息子を残して単身赴任も12年目。基本は、拙い料理のレシピの覚書です。Kitchenでの作業中に一人呟く、料理にまつわるあれこれ、日常の何気ない事、愛する妻とのやり取りや、昔の思い出など「うだ話」も公開してます。

気合入れて作った☆筑前煮♬「お煮しめ」って言っていいかな?

 サイトマップ

初めに断っておくが、妻の作る「筑前煮」はとっても美味しい。しかし、年末年始には注意が必要だ。「筑前煮、美味しいね」と言ったら、「お煮しめです!」と返ってくる。
何度か踏んだ地雷の一つだ。
妻の言うところの「お煮しめ」と普段の「筑前煮」の違いが判らない。ザ・ピーナッツのエミとユミくらい判らない。

筑前煮と煮しめ、一体何が違うのかと思いませんか?

妻に尋ねると「気合じゃ!」とのこと。。。

筑前煮は、福岡県北西部の筑前地方の郷土料理。具材を 煮る前に油で炒めるのが特徴。一方煮しめは、具材や味付けに決まりがなく時間をかけて煮汁が残らないように煮る煮物。

そう言えば「がめ煮」は?

 

  

ということで、レシピです。

 

  

 

 

f:id:jet90:20210101075330j:plain

調理時間:約半日
材料費 :500円前後

材 料 (4人分)
 水(合わせ出汁用)   600ml
 出汁昆布        10g
 鰹の削り節       20g
 干し椎茸(4枚)      20g
 水(戻し汁用)     400ml
 蓮根          80g
 蒟蒻          100g
 水煮筍         80g
 牛蒡          20cm
 人参          4cm
 鶏もも肉        250g
 サラダ油        大さじ1
 酒           小さじ1
 砂糖          大さじ1
 みりん         大さじ1
 淡口醤油        大さじ2
 冷凍インゲン      適量

作り方

1

写真をのせる 写真をのせる

前日の夜の準備。
小鍋に入れた水に出汁昆布を漬けておく。
干し椎茸は水から戻しておく。戻し方は、下記の記事をご参考に。 

 

2

写真をのせる 写真をのせる

出汁昆布の小鍋を火にかけ、沸騰直前に火を止めて出汁昆布を取り出す。

 

3

写真をのせる 写真をのせる

鰹の削り節を加えて、弱火にかけ、煮立たせないように3分煮出して、茶漉しで濾しておく。 

 

4

写真をのせる 写真をのせる

蓮根は皮を剥いて1cm厚さの輪切りにし、蓮根の穴の周りに飾り切りを入れる。
切った蓮根は、分量外の酢水に漬けてアクを抜いておく。

 

5

写真をのせる 写真をのせる

蒟蒻は8mm厚さに切って真ん中に切り込みを入れる。
蒟蒻の端を切り込みに通すようにひっくり返して、捩じると「手綱蒟蒻」になる。 

 

6

写真をのせる 写真をのせる

蒟蒻は水からさっと茹でこぼし、臭みを抜いておく。
使い残しの蒟蒻は、元の袋の中の液と一緒に冷蔵庫へ。

 

7

写真をのせる 写真をのせる

水煮筍は1/8のくし切り。
牛蒡は5cm長さに切って縦半分に切っておく。 

 

8

写真をのせる 写真をのせる

写真をのせる

にんじんは皮を剥いて1cm厚さの輪切りにし、五角形っぽく切る。 

 

写真をのせる 写真をのせる

五角形の辺の部分に三角に切り込みを入れて切り取る。
切り取った三角形の頂点から中心に切り込みを入れる。中心は浅く、外側は深く。 
花弁の中心から切り込みに向かって斜めに切り込んで切り落とすと、「ねじり梅」になる。 型抜きがあれば楽です(*^^)v

 

10

写真をのせる 干し椎茸は軽く絞って、軸を切り落とす。

 

11

写真をのせる

下処理が済んだ食材。 

 

12

写真をのせる

鶏もも肉は、2cm角に切って、サラダ油を引いた鍋で炒める。

 

13

写真をのせる 写真をのせる

鶏もも肉の色が変わったら、鍋の端に寄せ、下処理済みの食材を詰めていく。
鰹と昆布の合わせ出汁200mlと、干し椎茸の戻し汁200mlを加える。鍋蓋をして中火にかけ、煮立ってから5分ほど煮る。

 

14

写真をのせる 写真をのせる

酒、砂糖、みりんを順番通りに加えて、落とし蓋をして5分ほど煮る。
5分煮たら、醤油を投入し、40分ほど落とし蓋をして煮る。

 

15

写真をのせる

落とし蓋をしたまま火を止めて、人肌くらいに冷ます。  

 

16

写真をのせる

平皿に盛り付ける。
冷凍インゲンをさっと塩ゆでして斜め半分に切ってあしらえば出来上がり。

 

 

あとがき

冷めていく間に味が染みます。
冷めたままでも、食べる前に温めなおしても美味しくいただけます。

 

 

 

あとがき

鍋で炒める時に鍋底に焼き付きそうになったら、濡れ布巾で鍋底を冷やすと剥がれやすくなります。

調味料は順番通りにお願いします。

出汁は他にも使う予定があるので、多めに準備しています。