フレッシュミニトマトがソース代わり☆ボンゴレロッソ⁇
スパゲティボンゴレには「ロッソ」「ビアンコ」があるのだが、イタリア語で「赤」「白」の意味。「赤」は当然、トマトソースのパスタになるわけで、今回は水煮缶は使わずに、近所のスーパーでたまたま目にしたカラフルなミニトマトを使ってみる。赤黄橙緑のアソートパックで売られている。色の違いで味も違うから、一皿でそれぞれのトマトをソースにしたパスタは?と考えて作ってみた。
私ら世代「プチトマト」と言ってしまうが、小さなトマトが「ミニトマト」。「プチトマト」はその中の一品種である。高度経済成長期の1975年頃に「タキイ種苗」が小さなトマトの種に「プチトマト」と命名して発売。
当時は都市部に人口が集中し、マンションや団地に住む人が急増した。「ベランダのプランターでも栽培できる」が、謳い文句の「プチトマト」が爆発的ヒット商品になった。小学校の夏休み、観察日記の課題になったのを記憶している。
当時をよく知る世代は、未だに小さなトマトのことを「プチトマト」と呼ぶ。
当時の「プチトマト」は皮が固くて、甘みは少なかった。
その後、糖度が高くて美味しい小さなトマトが次々に登場し、総称して「ミニトマト」と呼ばれるようになった。固くて酸っぱい「プチトマト」という品種は2007年に販売を終了したらしい。
某、料理レシピサイトで知り合った「tinamona」さんが、私のレシピの『完コピ』を報告してくれた。
と言うことで、レシピです。
調理時間:約15分
材料費 :300円前後
材 料 (1人分)
スパゲッティ(1.7mm) 100g
水 500ml
塩 5g
冷凍アサリ(砂出し下処理済み) 100g
ニンニク(みじん切り) 1片
鷹の爪(種を除いておく) 1本
オリーブオイル 大さじ3
白ワイン 大さじ3
ミニトマト(赤5、橙2、黄2、緑1) 10個
仕上げ用オリーブオイル 一回し
乾燥パセリ 少々
作り方
1
パスタはいつも、100均のレンジパスタボイルタッパーで茹でます。
ダイソーで購入しました。
水と塩、スパゲティを入れて、電子レンジ600Wで10分加熱。
2
ニンニクはみじんに切り、鷹の爪は種を除いておく。フライパンにオリーブオイルと一緒に入れて、スタンバイ。
電子レンジ加熱が7分経ったら、中火にかける。
3
フライパンを傾けてニンニクと鷹の爪を揚げる様に炒める。
4
香りが立ったら、凍ったままのアサリを投入し、全体にオイルをまとわせ、白ワインを投入。蓋はしません。
5
あさりの口が2~3個開いたらミニトマトを投入。フライパンをゆすってミニトマトを転がすように煮る。
電子レンジ加熱が終わったらパスタの茹で汁(大さじ3)を投入してかき混ぜ乳化させる。
タッパーを使うと茹で汁のデンプン濃度が高いので、オイルと乳化しやすくなります。
6
スープが乳化したら茹で汁を切ったスパゲティを投入。
良くかき混ぜてスープをスパゲティに吸わせる。
ここで麺を味見。
麺の固さ、塩味、スープの煮詰まり具合に納得したら出来上がり。
7
パスタボウルに盛り付け、仕上げのオリーブオイルを一回しかけ、乾燥パセリを振って出来上がり。
あとがき
調味料は茹で汁の塩味だけで十分。多めのアサリが調味料代わりになります。
4~6は手早く。あさりは全部開かなくてもOK!
火を入れすぎて固くしない事!
「あさりは具材ではなくソースと思え」ってシェフが言ってました。自信が無ければ一旦取り出してもOKです。
食べながらフォークの背でトマトを潰してスパゲティに絡めて食べてください。フレッシュなトマトの果汁がソース代わりです。
潰すとき果汁が飛ぶので注意!
トマトの水煮缶のソースじゃないんで、ビアンコ、ロッソ、どっちなんでしょうね?