料理の基本・裏技・豆知識☆ラードのお湯洗い
揚げ油にラードをお使いになるご家庭は少ないだろう。こんな豆知識が誰の役に立つんだろうかと疑問もあるが。。。
ラードは豚の背油で、お肉屋さんでタダで頂ける牛脂(ヘット)とは違う。保存方法は絶対に冷蔵、若しくは冷凍と思われがちだが、実は冷暗所であれば、サラダ油同様、常温保存できる。だが、揚げ油は何度かは繰り返して使用するので、食材の揚げカスや衣のカスはきれいに取り除いておく必要がある。
その点でラードはサラダ油よりメンテナンスしやすい。
だって、お湯で洗えるから 。。。
ということでレシピです。
洗浄前 洗浄後
調理時間:約1日
材料費 :0円
材 料 (1回分)
ラード 500ml
お湯 適量
ペットボトル(100ml)1本
作業方法
1
使用後、オイルポットに戻したラード(右側)
風呂のお湯くらい温度が下がれば、鍋に注ぎ入れる。
2
オイルポットにカスが残ってます。カスは下に沈むんです。
オイルポットに熱めのお湯を注ぎよく振って濯いで鍋に移す。
3
2~3度繰り返すとオイルポットの中はピカピカ。
4
鍋のラードをペットボトルに注ぎ入れる。ロートがあれば作業しやすいね。
鍋にも熱湯を少し注いで濯ぎ洗いして、ペットボトルに注ぎ入れる。
5
キャップをしっかり閉めて、シェイクする。ラードをお湯で洗ってます。
6
シェイクした直後。下が水(お湯)上がラード。水と油は分離する。これ、常識。
7
蛍光灯で透かして見た。カスが浮遊しているのが確認できるだろうか?
不純物は自然と沈殿するのでこのまま放置し、しっかり冷めたらキャップを下にしたまま冷蔵庫に一晩おく。
8
ラードが冷えてしっかり固まっている、キャップを外して水を捨てる。油は混じっていないので流しても問題なし。
9
再度、お湯を入れてシェイク!ラードをお湯で洗らう。
10
ペットボトルを逆さにして粗熱を取り、またもや冷蔵庫へ。
この時、ラードと水の境目に水に沈まないカスが集まってます。
11
冷えて固まるとラードの上に水に沈まないカスが付いている。
熱湯を大さじ2ほど入れて、ラードの表面を溶かして、
12
牛乳パックに捨てる。これは流しに流しちゃダメ!
使い古しのキッチンペーパーなどを詰めて燃えるゴミに出します。
13
カスがきれいに取れています。
あとがき
ペットボトルはある程度耐熱性のあるものを使ってください。