『わりした』って何ですか? 関西風の我が家のすき焼き
すき焼きは、日本独特の料理だが、その歴史は意外と浅く、明治に入ってから。
文明開化の波と伴に、庶民の間にも肉を食べる文化が一気に広がったと言われる。
発祥は、関東では横浜で広まった「牛鍋」がルーツ。
関西では京都で初めて「すき焼き」を提供するお店ができた。
そもそも、発祥の場所が違うのだからレシピも違う訳だ。
私のレシピは勿論。。。なので、関西風について語っていく。
「すき焼き」の名前の通り、関西では「焼き肉」に近い。関東の煮るイメージとは大きく異なる。
関西ではまず、牛肉以外の肉は使わない。牛脂で牛肉を焼くから「すき焼き」なのだ。
調味料も砂糖と醤油、後はせいぜい酒くらい。野菜の水分を上手に使えば酒はいらない。煮詰まって酒や水を使うのは残念としか思わない。
ということでレシピです。
調理時間:約20分
材料費 :500円前後
材 料 (1人分)
上等な牛ロース肉 200g
牛脂(お肉屋さんで頂ける奴)1袋
中ざら糖 適量
白菜 適量
菊菜(春菊というらしい) 適量
椎茸 2枚
えのき 1/4株
九条ネギ(所謂、青ネギ) 2本
玉ねぎ 1/2個
焼豆腐(300g) 1/2丁
結びしらたき 100g
醤油、中ざら糖 適量
卵 1個
作り方
1
結びしらたきは、サッと湯に潜らせ水気を切っておく。
2
白菜と菊菜は5cm長さに切る。椎茸は軸を取っておく。えのきは食べやすいくらいに分けておく。九条ネギは4cm長さの斜め切り。玉ねぎ1cm幅の半月形切り。焼豆腐は1丁は6等分に切る。
3
鉄鍋に牛脂と中ざら糖を熱して溶かす。
4
牛肉を広げて焼き付ける。醤油を少々かけ、しっかり焼けたら一旦取り出す。
5
水気の多い具材、白菜の芯、玉ねぎ、白菜の葉、しらたき、焼豆腐、を順に焼いていく。醤油と砂糖を適宜足しながら火を通し、九条ネギ、えのき、椎茸、菊菜を入れて火を通していく。
牛肉を戻し入れ、再度、醤油と砂糖を適宜足しながら火を通しながら味を見る。
煮詰まりそうなら火加減と、白菜追加で加減する。
にっちもさっちもいかなくなったら、酒を投入。
野菜に味が染みたら出来上がり。溶き卵に潜らせていただきます。
あとがき
酒や水を追加せずに食べきったら、「やったー!」と満足感一杯!!
お肉、ドーンの写真を忘れてた。。。