そこは譲れんでしょ?「関西風おでん」いえいえ「関東煮」です (仕込編)
「関東煮」と書きますが、カントウニではない。カントウダキでもなく、カントダキと読む。
日本各地で食される「おでん」は地域によってレシピに特色があるが、大阪でも昔は、甘味噌をつけたものが「おでん」だった。現在の「関西風おでん」は「関東煮」と呼んでいた。今でこそコンビニおでんが浸透し、大阪人でも「関東煮」と呼ぶ人は少なくなった。
子供の頃は、「当てもん屋」と呼んでいた駄菓子屋の店先にも関東煮の鍋が置いてあったし、海水浴場の浜茶屋でも市民プールでも祭りの露店でも、一年中生活の中にあったし、大人の世界の赤ちょうちんでも「カントダキャ(関東煮屋)」も年中あったはずだが、この時期になってやっと「おでんの季節か?」と思う私にもヤキが回ったかと苦笑いする。
雑誌「dancyu」編集長、植野広生の冠番組“日本一ふつうで美味しい 植野食堂”は、東京都内の飲食店に限定されている。
番組第18弾の『尾張屋』の「おでん」も前回の「焼きそば」同様、関西人としては譲れない。
ということで、レシピです。
調理時間:約24時間
材料費 :1500円前後
材 料 (4人分)
~出汁~
水 1000ml
出汁昆布 10g
鰹の削り節 20g
~調味料~
淡口醤油 大さじ4
酒 大さじ3
なるとの塩 小さじ1強
~具材~
☆牛すじ肉 150g
★大根 12cm
★卵 4個
★じゃがいも 4個
★こんにゃく 1枚
☆厚揚げ 1枚
☆飛竜頭(がんもどき) 4個
☆さつま揚げ 4枚
☆ちくわ 4本
☆河岸あげ 4個
☆ごぼう巻き 4本
~薬味~
練りからし 適量
作り方
1
出汁の分量の水に出汁昆布を入れて、一晩冷蔵庫に置いて浸けておく。
2
牛すじ肉を大きめのひと口大に切る。
竹串4本に均等に刺しておく。
関東の牛すじ肉は赤みが少ないね。関西の牛すじ肉は「牛のアキレス腱」なんだけど、手に入らないので。。。
3
牛すじ肉を電気圧力鍋に入れ、肉がしっかり被る位の水を注ぎ、加圧20分でスイッチON!
4
圧が下がったら電源を切って、下茹で汁とともに容器に移し替えて自然に冷ましておく。冷めたら冷蔵庫へGO!
5
大根は4cm幅の厚さに輪切りし、厚めに皮を剥き、面取りもしておく。
大根の皮と面取りの屑は、細く切って漬物にでもしてください。
6
皮を剥いた大根に深さ1cmほど十文字に切り込みを入れておく。
7
電気圧力鍋に大根を並べ、米のとぎ汁をひたひたに注ぎ、加圧15分でスイッチON!
圧が下がったら竹串を刺して中までスッと入ればOK!
8
内鍋に流水をかけ濁りがなくなるまで水に晒して冷ます。
下茹でした大根を容器に移し、冷めたら冷蔵庫へGO!
9
玉子は、アルミホイルで包んで、ご飯と一緒に炊飯器で茹で卵にする。
茹で上がったら殻を剥いて水に晒して3分程度冷やしておく。
冷めたら冷蔵庫へGO!
水に晒すと硫黄臭さが取れる。
10
じゃがいもは皮付きのまま洗って、被るくらいの水を入れた電気圧力鍋で、加圧10分でスイッチON!
竹串がスッと通ればOK!
11
透かさず、皮をむいて冷ましておく。
冷めたら冷蔵庫へGO!
12
こんにゃくの両面に2~3mmほどの深さで、格子に細かく切り込みを入れる。
三角形に4等分に切る。
13
塩(分量外の小さじ1位)を揉み込んで、沸騰した湯に投入し、3分間ほど茹でて、ザルに揚げておく。
冷めたら冷蔵庫へGO!
14
厚揚げは4等分に切る。他の☆の材料も用意する
15
別の鍋に湯を沸かし、沸騰したら厚揚げを投入。再沸騰して30秒茹でたら引き揚げる。他の☆の材料も熱湯に入れて30秒ほど茹でる。
初めて登場する φ300の寸胴鍋ですね(*^^)v 最近使ってませんね。。。
16
厚揚げは崩れやすいので、先に茹でてバットに揚げておきます。
17
茹で上がったらザルに揚げておく。
冷めたら厚揚げと一緒に冷蔵庫へGO!
仕込編はここまで、
手順.17まで終了、出来上がりは、手順.30 を超えるのだが、
手順.25から 文字化けが発生するので、出来上がり編は分割します。
申し訳ありません。m(_ _)m
後半へ続く。。。。