日本の農業技術に敬意を表する☆豚バラと完熟トマトの炒め物♬
昔の日本では、トマトは生で食べるものだった。50年ほど前の子供の頃のお話だ。お袋の料理のレパートリーが、乏しかったわけではないが、単に食卓塩をかけて食べていた。海外の多くの国では、トマトは加熱して食べる方が一般的だ。何故なら、海外のトマトは生で食すには美味しくないからである。
今思えば、友達の中にはあの青臭さが嫌いだと言う奴もいた。確かに昔のトマトは不味くはなかったのだが、今のトマトはそれとは比較にならないくらいに美味しくなっている。
イタリア料理は、美味しくないトマトを加熱して料理に使うことで、発展したんだろうか?
日本では生で食すために、更に美味しいトマトを品種改良で生み出していったんだろう。日本人の奥深いところに確かにある、農耕民族の使命感と言うか、プライドを感じてやまない。
だからこそ、未だに生のトマトを加熱調理する料理はマイナーで、特に炒めるという発想が中々思い浮かばないのだろう。
日本の完熟した甘みのある美味しいトマト。加熱調理の炒め物に使わない手はない。
と言うことで、レシピです。
調理時間:15分
材料費 :300円
材 料 (1人分)
豚バラ薄切り肉(3cm長さ) 100g
片栗粉 大さじ1
トマト(2cm角 切り) 1/2個
ブロッコリー(下茹で冷凍) 100g
グリーンアスパラ(下茹で冷凍)100g
サラダ油 小さじ1
バター 10g
なるとの塩 二つまみ
黒胡椒 少々
マヨネーズ 小さじ1
作り方
1
豚バラ薄切り肉は片栗粉をしっかり目に塗しておく。
トマトは材料欄の通り切る。
ブロッコリーとグリーンアスパラは自然解凍でOK!
2
フライパンにサラダ油、バターを中火で熱する。
3
バターが溶けたら豚バラ肉を広げて投入。
4
豚肉に粗方火が入ったら、トマトを投入して、なるとの塩を振る。
5
トマトが崩れてくるまで炒める。
6
ブロッコリー、グリーンアスパラを投入して炒める。
黒胡椒を挽いて振る。
7
ブロッコリー、グリーンアスパラが温まったらマヨネーズを加え、ざっくり炒める。
8
皿に盛り付ければ出来上がり。
あとがき
トマトの旨味を活かすため、シンプルな味付けにしています。