冷たい飴玉? 関西限定☆昔懐かしい味の冷やしあめ♬
今週のお題「暑すぎる」
既に立秋を過ぎていますから、残暑と言うんですよね?
それにしても、今週の暑さは、当に「夏、真っ盛り!」の酷暑でしたね。
今年は、梅雨明けが遅れて7月の気温が比較的低く、8月になってから急激に酷暑に見舞われた。熱順化と言うらしいが、体が暑さに慣れていないことも合わさって、厳しい夏になった。
最低気温も高いのが今夏の特徴ではないだろうか?所謂「熱帯夜」だ。
灼けた街につづく 熱帯夜
風も気分もカラカラ・・・
こんな日はダメさ
ホントに今年の暑さはダメだ。
1982年夏にリリース、矢沢永吉 9枚目のスタジオアルバム、「P.M.9」の最後の9曲目に収録されている「NETTAIYA(熱帯夜)」から、
他にも「LAHAINA」12枚目のシングルカット、資生堂サマーキャンペーンCMソングに、「YES MY LOVE」11枚目のシングルカット、コカ・コーラ'82のCMイメージソング
も収録されている。夏の珠玉のアルバムと言える。
矢沢はさておき、今年も妻が大阪から「麦芽水飴」を送ってくれた。
生姜みりんを仕込むと、匂いが昔懐かしい「冷やしあめ」を思い出させる。昔、銭湯や駄菓子屋、縁日の屋台でガラスのコップに注いで売っていた。砂糖が貴重だった戦前は関東地方にもあったと聞く。今では関西限定の夏の定番、お湯で溶いた麦芽水飴に生姜の搾り汁を加えて冷やした、飲み物だ。麦芽水飴の穀類の優しい甘みと生姜の爽やかさが、夏にピッタリの飲み物。
ほんのりした甘さと生姜好きの関西ならではか?と納得する。
今ではネットで購入できるが、関西以外では見かけない「麦芽水飴」は「冷やしあめ」の材料には欠かせない。
と言うことで、レシピです。
調理時間:約30分
材料費 :300円前後
材 料 (7~8人分)
~「冷やしあめ」の原液~
生姜 50g
麦芽水飴 100g
水 200ml
~冷やしあめ~
水 90ml
原液 30ml
氷 適量
作り方
1
生姜の皮は気になる部分だけスプーンで擦って落としておく。
2
生姜をおろし器で全量擦りおろす。
3
水、搾り汁、おろした繊維部分も全て鍋に移す。
上等なお店だと、搾り汁と繊維を分けて搾り汁は、手順7で加えるみたいですが、今回は、うちのばあちゃんレシピです。
4
鍋を火にかけ、沸騰したら弱火にして5分煮る。
5
生姜の煮出し汁を茶こしで濾す。
6
茶漉しに残った繊維部分もしっかり搾る。
残ったカスは捨てる。
7
麦芽水飴を加えてひと煮立ちさせる。
麦芽水飴がない場合は、三温糖でもOKですが、分量は控えめにしてください。
8
粗熱が取れたら容器に移し替え冷蔵庫で保存。原液の出来上がり。
2週間は保存できると思います。
9
原液を水で3倍に薄めて「冷やしあめ」の出来上がり。
昔、駄菓子屋やってたうちの「きん」ばあちゃんのレシピです。
10
炭酸やウイスキー、焼酎で割るのもお勧めです。
かき氷のシロップや心太の黒蜜代わりにもOK!
あとがき
砂糖でシロップを作っても出来ますが、本来の「冷やしあめ」と少々違う。麦芽水飴の代用は三温糖がお勧め。
冬場は熱いお湯で割って飲むといいです。「飴湯」って言いますが、夏にもおすすめ!
元々は飴湯も夏の飲み物です。「飴湯」は夏の季語なんです。