単身赴任の独り言 in the jet君'S Kitchen

地元大阪に、愛する妻と二人の息子を残して単身赴任も12年目。基本は、拙い料理のレシピの覚書です。Kitchenでの作業中に一人呟く、料理にまつわるあれこれ、日常の何気ない事、愛する妻とのやり取りや、昔の思い出など「うだ話」も公開してます。

豚バラ肉野菜炒め☆カレー味噌の風味が斬新?

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 漫画家「東海林さだお」、名前は知らない人でも、作品は誰もが一度くらいは目にしている筈だ。本人も自分の画風を”ヘタウマ”と言う通り、登場人物の”ほんわかした”表情が魅力的だ。
代表作は、映画にもなった「サラリーマン専科」や、新聞の4コマ漫画の長期連載記録「アサッテ君」など、社会派漫画を得意としている。

戦後、企業戦士とも言われて久しい、高度経済成長期のサラリーマンの転勤にまつわるお話。単身赴任が決まり、一人暮らしに困らないようにと、炊事・洗濯・掃除の特訓が始まる。厳しい特訓を受けるのは、実は妻だったというのがオチ。家事分担が話題になる昨今、別の一面もまた面白い。

一方、エッセイストとしての別の顔も持ち合わせている。特に、食をテーマとしたイラスト付きコラム「あれも食いたいこれも食いたい」。何本かのショートコラムをまとめて文庫本として刊行されている「〇〇の丸かじり」。「タコの丸かじり」「キャベツの丸かじり」・・・・ 確か40冊近くはあった筈だ。

中でも私の好きなのは「マツタケの丸かじり」。30編以上のショートコラム。その中の一つを以下抜粋する。

カップ焼きそばはインチキくさい食べものだ。「焼く」と称していながら「煮て」いる。フタをして三分たったら流しのところへ持って行って、カドの「湯出口」から湯を捨てると、そうですね。3秒ほどたったころ、ステンレスの流しが突然、「ベコッ」と言う。必ず「ベコッ」と言う。深夜の、誰もいない、うす暗い台所の、この突然の「ベコッ」は、毎度のことながらドキッとする。と同時に、秋の夜の寂寥感が急に深まる。この「ベコッ」を、ぜひ俳句の季語に入れたい。

秋深し 隣は「ベコッ」とする人ぞ なんてのはどうだろうか。

 

何と、切れ味鋭いコラムだろう。私の独り言の「うだ話」も 1%でもいいからこの鋭さがあればなぁ~

 

この「マツタケの丸かじり」に登場する”味噌カレー”「ありそうでなく、気がつきそうで気がつかなかった」味噌とカレーの組み合わせ。

 

と言うことで、レシピです。

 

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調理時間:15分
材料費 :300円

材 料 (1人分)
 豚バラ薄切り肉(3cm長さ)   100g
 ピーマン            1個
 赤黄パプリカ          各1/8個
 もやし             100g
 たまねぎ            1/8個
 S&B塩こしょう         少々
 サラダ油            小さじ1
 目玉焼き            卵1個分
 ~合わせ調味料~
 合わせ味噌           大さじ1
 カレー粉            小さじ1
 酒               大さじ1
 チューブ入りニンニク      3cm
 粉末鶏がらスープ        小さじ1/2

作り方

1

写真をのせる

ボウルに合わせ調味料の材料を全て投入し、よく混ぜ合わせておく。 

 

2

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ピーマン、赤黄パプリカはワタと種を取って、繊維に直角に3mm幅の細切り。
玉ねぎも繊維に直角に1cm幅に切っておく。 

 

3

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フライパンを中火にかけ、サラダオイルを引いて豚バラ肉を炒める。 

 

4

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豚肉の色が全体的に白っぽく変わるまで炒める。 

 

5

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ピーマン、赤黄パプリカ、もやしを投入して炒める。 

 

6

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もやしが、しんなりしたら合わせ調味料を投入。 

 

7

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全体に馴染むまで炒めたら皿に盛り付ける。

 

8

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別のフライパンで作った目玉焼きを載せれば出来上がり。

 

あとがき 

やっぱりカレー粉の個性は強烈!味噌は完敗だ。
味噌は、隠し味に徹するのであればこれもありかと。。。