単身赴任の独り言 in the jet君'S Kitchen

地元大阪に、愛する妻と二人の息子を残して単身赴任も12年目。基本は、拙い料理のレシピの覚書です。Kitchenでの作業中に一人呟く、料理にまつわるあれこれ、日常の何気ない事、愛する妻とのやり取りや、昔の思い出など「うだ話」も公開してます。

妻が教えてくれた☆豚バラ肉で巻いたレタスのエチュベ♬

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フランス料理の神髄は、その盛り付けとソースにある。と何かで読んだ。確かに料理を食べる側からするとそうなのかもしれない。目の前に供された料理の、絵画のごとく芸術的な盛り付けに圧倒されることはあるし、口に運べば、独創的な調和と融合が醸し出すソースに陶酔することもあるだろう。
しかし、作る側からすると、火入れのテクニックこそが神髄だと答えるのではないだろうか? 盛り付けは見本があれば模倣できるかもしれない。ソースもレシピと味覚の記憶があれば再現できるかもしれない。一方、火入れは、食材ごと、またその個体ごとに条件が変わるし、火通し完了まで鍋の中を確認できない火入れの手法もある。その都度、経験を駆使してパラメーターを調整する必要がある。他の料理では用いない手法など、多くのテクニックがあるのも事実だ。

フレンチのメニューを見ると、素材と調理法(火入れの仕方)、ソース、盛り付け方が丁寧に書かれている場合が多い。例えば「鴨胸肉のロティ 赤ワインとマスタードのソース グリル野菜添え」これも何かで読んだ記憶だが、フレンチメニュー人気調理法のランキングなるものがあった。
1位は「ポアレ」まぁ納得する。「スズキのポワレ メープルバターソース ホウレン草のガレット添え」魚料理の火入れで用いられることが多い「ポアレ」、私の場合フレンチを頂くなら、肉より魚が好みだ。2位以下には、「ブレゼ」「ロティ」「グリエ」「ポシェ」「コンフィ」「ソテー」「フリット」「グラティネ」「ヴァプール」ランキングは覚えていないが。。。

ちょっと前になるが、グランメゾン東京で一躍名前が売れた「手長海老のエチュベ」10位以内に「エチュベ」がランクインしてなかったのが意外だ。確かに「エチュベ」は素材(主に野菜)が持つ水分と少量の油分で蒸し煮にする手法。用いる素材は野菜だけだったり、少量の海老やホタテなどの魚介を一緒に蒸し煮にしたりもするが、ちょっと地味かもしれない。
当時、ドラマを見終わって直ぐ「エチュベってどうやって作るん?」と聞いてきた妻から先日LINEが来た。「豚バラでレタスを巻いてエチュベしたら美味しいらしいぞ! TVでやってたけど見た?」「いや、見てへんわ。で、ソースは?」「えっ!いるん? 知らん!」

と言うことで、フレンチとは程遠いですがレシピです。

 

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調理時間:約15分
材料費 :300円前後

材 料 (1人分) 
 豚バラ薄切り肉 3枚   
100g
 レタス(大きめの葉)  5枚くらい
 S&B塩こしょう     少々
 サラダ油        大さじ1/2
 水           大さじ1 
   ミニトマト       2個 
   ☆ポン酢        大さじ2
   ☆柚子胡椒       小さじ1
   ☆ごま油        小さじ1
   ☆砂糖         小さじ1
   ☆白炒り胡麻      小さじ1

作り方

1

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レタスの葉は、芯に近い部分を内側にして、棒状に丸める。
しっかり目に巻いておく。

 

2

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大きめの葉5枚くらいで、3本作っておく。

 

3

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棒状に丸めたレタスに豚バラ薄切り肉を螺旋状に巻き付け、豚肉にS&B塩こしょうを振っておく。

 

4

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フライパンにサラダ油を塗り広げ、肉巻きレタスを並べる。
水を加えてから蓋をして、弱中火で5分蒸し焼きにする。
油分と素材の水分で蒸し焼きにする、所謂「エチュベ」?

 

5

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焼きあがるまでの間に、☆の調味料をよくませ合わせておく。

 

6

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肉巻きレタスを皿に盛り付け、5の調味料を回しかける。
ミニトマトをあしらえば出来上がり。

 

あとがき

ソースと言うよりドレッシングぽい。
サッパリ食べられますが、フレンチと言う感じは全く御座いません。

機会がありましたら、以前作った「アルゼンチン赤海老のエチュベ」を公開します。