単身赴任の独り言 in the jet君'S Kitchen

地元大阪に、愛する妻と二人の息子を残して単身赴任も12年目。基本は、拙い料理のレシピの覚書です。Kitchenでの作業中に一人呟く、料理にまつわるあれこれ、日常の何気ない事、愛する妻とのやり取りや、昔の思い出など「うだ話」も公開してます。

ザ、店やもんの王道Vol.3、定番の親子丼♬

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「 ザ、店やもんの王道」シリーズも第3弾となる。

 なんか、だんだん手抜きになってきてないかと心配だが、関東風の親子丼は、玉ねぎと鶏肉を割り下(すき焼きのタレ)で煮て、卵でとじるレシピが一般的だが、今回は関西風。かつ丼と同じく、鰹と昆布の合わせ出汁で煮る。

親子丼の発祥には諸説あるが、日本橋人形町の軍鶏料理専門店「玉ひで」によれば、軍鶏鍋(とりすき)の締めとして、鍋に残った煮汁を卵とじにしたことが始まり。「玉ひで」はその後、親子丼の元祖としてマスコミに取り上げられた。
一方、大阪の料亭「鳥菊」は鶏肉と白菜、ネギの煮込みを卵でとじてご飯に載せたものを内国勧業博覧会で販売し、その後関西一円の食堂で提供されるようになった。

元々、東西でそれぞれ考案された親子丼があったと考えると頷ける。

 

 

ということで、レシピです。

 

  

 

 

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調理時間:約10分
材料費 :300円前後

材 料 (1人分)
 鶏もも肉(小さめひと口大) 100g
 玉ねぎ(厚めのくし切り)    1/8個
 長ネギ(斜め薄切り)    5cm
 水出しの昆布出汁      50ml
 水出しの鰹出汁       50ml
 ☆みりん          大さじ1
 ☆酒            大さじ1
 ☆淡口醤油         大さじ1
 ☆砂糖           小さじ1
 卵             2個
 三つ葉           適量
 あったかご飯        1合

作り方

1

写真をのせる

鶏肉、玉ねぎ、長ネギ、三つ葉は材料欄の通りに切っておく。
卵2個は白身が残る程度に溶いておく。
昆布出汁と鰹出汁を茶こしで濾して合わせておく。
今回は前日から用意した、水出しを使います。

 

2

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小さめ(20cm)のフライパンに、合わせた出汁と☆の調味料を加え、玉ねぎと鶏肉を並べてから中火にかける。

 

3

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鶏肉に火が入ったら、長ねぎを投入し、蓋をして更に煮る。
溶き卵を半分投入する。卵が固まり始めたら、残りの卵を投入、フライパンに蓋をして火を止めて1分間待つ。

 

4

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更に三つ葉を散らして、ひと煮立ちさせる。卵の火の通りがお好みならOK。
必要ならもう少し過熱してください。

 

5

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ご飯をよそった丼に
フライパンの中身を滑らせるように載せれば出来上がり。

 

 

 

あとがき

親子丼の色味は絶対、三つ葉
水出しの昆布出汁、鰹出汁があると簡単!

卵ふわふわ、お肉ふわふわ、ほんのり甘く優しい味に心癒されますね~。
でも、白身の半熟卵が苦手の妻は、卵にしっかり火を入れてしまいます。そんな妻のために思いついた手順が、「溶き卵を半分ずつ、2回に分けて入れる。固まり加減が不均一になって、トロトロ感ありつつ、固まっている理想の状態になりやすい」

妻の親子丼を作るときは、2回目に投入する卵は、しっかり溶いてから投入する。
火の通った白身と、黄身と、トロトロ卵に仕上がります。

関西には、鴨肉を卵でとじた「いとこ丼」とか、牛肉を卵でとじた「他人丼」もある。「他人丼」は、関東では「開化丼」って言うらしい。
なんて話も「ふ~ん」って聞いてくれる妻にはいつも癒される。