昭和レトロの喫茶店の定番、スパゲティナポリタン
「スパゲティナポリタン」と言えば昔、”きん” ばあちゃんに連れられて入った喫茶店で、初めて見るタバスコをかけ過ぎて、我慢しながら食べたのを思い出す。
子供の頃、うちでは母もよく作ってくれた。ナポリタンをおかずに、ご飯と一緒に食べてたなぁ。
雑誌「dancyu」編集長、植野広生の冠番組“日本一ふつうで美味しい 植野食堂”の第3弾は、さぼうるの「ナポリタン」だ。
番組を見て、私のレシピとほぼ変わらないことに正直驚いた。
「ナポリタン」は、所謂本来のパスタが日本に入ってくる前から存在したメニューだ。
戦後まもない頃、横浜の「ホテルニューグランド」が発祥。
進駐軍が持ち込んだ大量の「スパゲティ」と「ケチャップ」で、「うどん」に慣れ親しんだ日本人の嗜好に合うように発案されたらしい。
なので、麺は敢えて”コシ”をなくして作っていく。
ということで、レシピです。
調理時間:1時間以上
材料費 :100円以下
材 料 (1人分)
スパゲッティ(1.7mm) 100g
★ウインナソーセージ
(1cmの斜め切り) 4本
★玉ねぎ
(厚めのくし切り) 1/4個
★ピーマン
(5mm幅の輪切り) 1/2個
★マッシュルーム
(縦薄切り) 50g
サラダ油 大さじ1
トマトケチャップ 50g
ウースターソース 小さじ1/2
S&B塩こしょう 少々
バター 5g
酒 大さじ1
水 500ml
塩 5g
作り方
1
今回も、100均のパスタボイルタッパーを使います。水と1%の塩は基本通り。
茹で上がると流水で洗って水を切り、サラダ油小さじ1を回しかけて、タッパーに入れ冷蔵庫で半日以上寝かせる。
「さぼうる」は半日も寝かさないみたい。
2
★の具材は、材料欄のとおり切り揃えておく。
3
フライパンにバターを熱し、2を炒める。しんなりしたら、ケチャップを投入して炒める。水分が飛び、鍋肌が赤くなったらウスターソースを加えひと混ぜする。
「さぼうる」は、マーガリンで具材を炒めます。
ケチャップとナポリタンソースは炒めずに、パスタと絡めてます。
仕上げに白ワインを少量加えます。
4
スパゲティを投入し、焼きそばを炒めるが如く、ソースを絡めながら炒めていく。
酒、S&B塩こしょうを加えて調整して出来上がり。
あとがき
デュラムセモリナ100%じゃない、安物のスパゲティが好きになったのは、母の作ったナポリタンのせいかもしれない。
今回も、100均のパスタボイルタッパーを使いますが、皆さんは基本の茹で方でどうぞ。
おいしくなるコツ
①アルデンテは忘れて、ボイルオーバーに
②スパゲッティは茹でて、水で洗って冷蔵庫で寝かす
③ケチャップを炒めてから麺を投入する
④スパゲティもしっかり炒める