「オーソドッグス」なチキンカツに正統派を考えさせられる♬
先日の記事、
で、「何の変哲もない」について書いた。
イメージは、お笑い用語で言うと「ベタな」とか「ひねりがない」など、一般的にはネガティブなニュアンスで使われることが多い表現だが、果たしてそうなんだろうか?
「オーソドックス」なと表現を変えると、一気にポジティブニュアンスにならないか?
正統派、伝統的などを意味する「オーソドックス」を謳うには、「チキンカツ」が正当だと認められていること、また伝統的に承認され広く認識されていること、が必要。
そう考えると、ちょっと弱いなと考えさせられる。
前回は、チキンカツに変哲がないからといって、アレンジソースを2種類も用意したが、逆にオーソドックスなソースはと考えると。。。
日本の洋食文化を支えてきた「洋食屋さん」
でも紹介したが、煉瓦亭みたいなお店。
記事のタイトルにもある「ハヤシライス」にも使われる「デミグラスソース」について考える。
デミグラスソースを使う洋食は他にも「ハッシュドビーフ」「ビーフシチュー」「ビーフカツ」「ビーフステーキ」「ハンバーグステーキ」「オムレツ」「オムライス」「カツレツ」など日本全土でメジャーな洋食から、「かつめし」「トルコライス」「デミカツ丼」「エスカロップ」など、ご当地グルメも多い。
レシピサイトでも「自家製デミグラスソース」「簡単デミソース」とか紹介されているが、本来の「デミグラスソース」は、完成までに数日間煮込むこともある手間暇かかるソースである。ウスターソースやトマトケチャップで作るソースとは一線を画している。正統派のデミグラスソースの自家製は、はっきり言って不可能だ。
ならば、ここは企業努力に頭を下げよう。
ということで、レシピです。
調理時間:15分
材料費 :300円
材 料 (1人分)
鶏もも肉 150g
S&B塩こしょう 少々
薄力粉 大さじ1
水 大さじ1.5
マヨネーズ 小さじ1
パン粉 適量
サラダ油(揚げ油) 適量
デミグラスソース 50g
~付け合わせ~
千切りキャベツ
レタス
トマト
キュウリ
ポテトサラダ
作り方
1
鶏もも肉の余分な脂と皮、軟骨や筋を取り除く。
いつか、出汁を取るつもりなので、ビニール袋に入れて冷凍庫へ。
2
筋に垂直に切り込みを入れ、両面にS&B塩こしょうを振っておく。
しっかり目がお勧め。
3
鶏もも肉の水気をキッチンペーパーで拭き取る。
4
薄力粉、水、マヨネーズをボウルに入れてよくかき混ぜて、変則バッター液を作っておく。
5
鶏もも肉をバッター液に潜らせてからパン粉をつける。
6
フライパンに2cm深さ程サラダ油を入れ、170度に熱したら鶏もも肉の皮目を下にして投入。
ひっくり返さずに、油をもも肉に掛けながら両面を上げていく。
7
カルディで見つけたレトルトのデミグラスソース。
使い勝手がよさそう。
初めて使うので、アレンジせずにそのまま使います。
フライパンかソースパンにあけて温めておく。
8
付け合わせを盛り付けた皿に、大きめに切ったチキンカツを置き、デミグラスソースをかければ出来上がり。
あとがき
嘗て、『「考えさせられる」は何も考えてない証拠。そう言いながら、「何を考えたか」を語らない。「考えさせられる」と言うだけで考えた気になって実は何も考えてないから。』みたいなことを読んだことがある。
「考えたこと」
①正統派は一朝一夕にはいかない。
②昨今の食品会社の技術力には頭が下がる。
③「なんの変哲もない」ことは悪いことばかりではない。