ゴーヤと長ネギと鶏もも肉の照り煮☆手抜きでゴメン!
お安いのに美味しい、鶏もも肉はメニューのバリエーションも豊富で、ホント、お助け食材だ。
もも肉1枚だと1人分には、ちと多い。実はもも肉、「身の厚い側」と「細い筋が多い側」で、部位が違う。前者が「もも」で、後者は「すね」になる。
チキンステーキやチキン南蛮は、「もも」側を使って、「すね」側を残してしまう。「すね」側は、ひと口大に切った方が筋が断てるので、筑前煮や照り煮に使うことが多い。
親から生活費を出費してもらって生活するさま、親の資金をあてにして暮らすさまなどを示す言い回しを「親のすねを齧る。」と言う。一時期、「パラサイト・シングル」なんて小洒落た言い回しもあったが、きちんと言葉の由来を知ると、昔ながらの日本語を使いたくなる。
と言う訳で、由来です。(いつもとパターンが違う?)
「すね」は人が立っている時に身体を支える重要な部位であることに由来する。
昔、仕事と言えば「体を使って、汗水流して」が基本。事務職のような座り仕事は少なかった。なので、「立つ」⇒「すね」⇒「労働」と意味がつながる。
一生懸命働くことを、「すねから火を出す」とも言う。
親が「すね」を使って働き、子どもは稼いだお金を使う。親はさらに「すねから火が出るほど、すねをすり減らして」働くのだ。
聞いてるか? 息子達!
ということで、今度こそレシピです。
調理時間:20分
材料費 :300円
材 料 (1人分)
鶏もも肉(すね側) 180g
なるとの塩 一つまみ
酒(下味用) 小さじ1
醤油(下味用) 小さじ1
片栗粉 大さじ1
ゴーヤ 10cm
長ネギ(白いとこ) 10cm
ごま油 大さじ1
☆水 100ml
☆酒 大さじ1
☆醤油 大さじ1
☆ほんだし 小さじ1/2
☆砂糖 小さじ1/2
作り方
1
鶏肉は2~3cm角に切る。
ゴーヤは縦半分に切ってワタと種を取り、7mm幅に切る。
長ネギは、4~5cm長さで斜めに切る。
2
☆の調味料をすべて合わせて混ぜておく。
3
ビニール袋に鶏肉と酒、醤油、なるとの塩を入れてよく揉み込んで、15分ほど置く。
4
焼く直前に片栗粉を入れてよく揉み込む。
5
フライパンにごま油を入れ、中火で熱して、鶏肉を皮目から焼く。
透かさず、ゴーヤ、長ネギを加えて、触らずにそのまま5分程焼きつける。
6
しっかり焼き目がついたらひっくり返す。
7
合わせ調味料を加え、水分がほぼなくなるまで煮詰める。
8
ここまで煮詰まったら火から下ろす。
9
皿に盛り付ければ出来上がり。
あとがき
しっかり焼き目がつくくらい焼き付けると美味しい気がする。
メイラード効果?ってやつですかね。