我が家の夏の定番! ゴーヤチャンプルー♬
2025年の大阪万博の開催が決定して賑わう、会場予定地の”夢州”は、大阪市此花区にある。此花区は、大部分が大阪湾に突き出して造成された埋立地であり、2001年にオープンした「ユニバーサルスタジオジャパン」がある。
大阪湾のベイエリアには北から、西淀川区、此花区、港区、大正区、住之江区と埋め立て造成地が続く。倉庫、工場が多く立ち並ぶ地域で、普段は外から人が訪れることは少ない。
結婚前の1990年頃のベイエリアには、お隣の港区の「海遊館」くらいしかなかったデートスポット。その頃、休日の違う妻とのデートは、仕事終わりに職場まで迎えに行って、海遊館でイルカを見て、ヨットハーバー脇のイタリアレストラン。というコースもあったけど、大正区の中山製鋼所と続くコンビナート群の夜景を眺めてから妻のリクエストで沖縄料理店へ行くことも多かった。ダイビングで年に幾度となく行く沖縄の家庭料理が懐かしかったんだろう。
大阪では、大正区はリトル沖縄と呼ばれている。区民の1/4が沖縄出身者の血縁だと言う。第一次大戦後、沖縄から紡績関連の仕事を求めて移り住んだ人が多かった。
彼らは故郷から遠く離れた場所で暮らしているからこそ沖縄らしさを求め、大事にしてきたために、沖縄より沖縄らしい町になっているのだろう。
そんな本場の沖縄料理店で食べた「ゴーヤチャンプルー」に敬意を表して、レシピです。
調理時間:約1時間
材料費 :500円前後
材 料 (4人分)
木綿豆腐(あれば島豆腐) 1丁350g
ゴーヤ 1本
豚バラ肉薄切り 300g
もやし 1袋
卵 2個
水 500ml
なるとの塩 小さじ1
ごま油 大さじ1
☆ほんだし 小さじ1
☆酒 大さじ2
☆醤油 大さじ2
S&B塩こしょう 少々
鰹の削り節 適量
作り方
1
出来れば島豆腐で作りたいが、本土ではなかなか手に入らないので木綿豆腐で代用するが、島豆腐なら水切りの必要はありません。
木綿豆腐は、傾けたまな板の上に置き、重しを載せて水切りする。
ペーパーや布巾はなくてもOK!
時間は1時間位。しっかり水切るすれば、島豆腐っぽくなる。
更に電子レンジ600wで2分加熱する。
2
ゴーヤは縦半分に切り、ワタと種をスプーンで削り取る。
7mm位に小口に切っておく。
3
豚バラ肉は4cm位に切って、S&B塩こしょうを振っておく。
4
フライパンになるとの塩小さじ1を加えた水500mlを火にかけ、沸騰したらゴーヤを茹でる。煮立ったら直ぐにもやしを加える。
再び煮立ったらざるに揚げておく。
5
フライパンにごま油をひき、豚バラ肉を炒める。
6
豚バラ肉の色が変わったら、ゴーヤともやしを戻し入れる。
☆ほんだし、酒、しょうゆを加えて混ぜ合わせる。
7
木綿豆腐をスプーンでくずしながら加える。豆腐はなるべくフライパンの底に寄せて味を浸み込ませる。30秒程煮る感じ。
8
溶き卵を回し入れ、しばらく放置。
直ぐに混ぜると卵の存在感がなくなります。
最後にざっくり混ぜ合わせて出来上がり。
食べる直前に鰹の削り節をかけます。
あとがき
沖縄旅行に行くたびに、島豆腐をお土産に「向こうで食べた本場の味や」と言って、妻が作ってくれます。
沖縄に行ったことがない、私のために。。。
ゴーヤチャンプルーって沖縄料理だと妻から教わったのはもう昔のこと。鰹出汁のきいた味は、ずっと我が家の定番です。
和風顆粒だしと削り節のW使いがポイントです。
豚バラ以外の豆腐、ゴーヤ、もやしをフライパン投入前に加熱しておくと手早く作れます。
島豆腐は、生の大豆を搾った豆乳に”にがり”を加えて加熱して作るので、普通の豆腐よりしっかりと固く仕上がります。当に、チャンプルーに最適な豆腐です。